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2021.07.02

ポスティング効果が上がる!販促のコツ 第2回目

いつもありがとうございます。三重県の鈴鹿市・四日市市・桑名市・三重郡で効果あるポスティングのミッド八光です。

週1回の更新ペースで、「ポスティングで効果のある印刷物のつくりかた」についてご説明いたしております。今回は第2回目です。

第1回はこちらから↓

デザインの方向性と強調すべき点について、今回は「ターゲット」についてです。

昔から広告業界では「広告はラブレター」と言われております。
広告は好きな人に送るラブレターを意識してつくると効果的。というものです。

好きな人に自分を分かってほしい、自分を好きになってほしい、
自分を選んでほしいと思いを込めてつくるのがラブレターです。
(広告の場合、好きな人をターゲット、自分を会社や自社の商品に置き換えてみてください)

とは言え、自分を気に入ってほしいがために
自分は凄いんだという自分自慢をラブレターに羅列していては相手はきっと引いてしまうことでしょう。広告も同じです。

では、どんな内容が良いのでしょうか?

古い本になりますが、佐藤尚之さんの「明日の広告」(アスキー新書 045 初版2008年)を参考にして要約引用します。

実はこの当時でも、もうこの手法は以前より通用しなくなったとあります。

その原因は、

・ラブレター(広告)が相手の手に届きにくくなった・・・情報が溢れている
・他に楽しいことがあり、ラブレター(広告)に興味がない・・・いらない情報はスルーされる
・口説き文句を信じてくれない・・・消費者がメーカー側の論理も商品の裏側も知るようになり広告に疑いを持っている
・ラブレターを友だちと検討したり、友だちに判断を任せたりする・・・本書ではブログや大型掲示板、価格.comのレビューが例であがっていますが、昨今はInstagramでのハッシュタグで検索などSNS活用ですね。

としております。

そのため、モテる(効果ある)ラブレター(広告)を作成するためには次のような考え方が必要と佐藤尚之さんは提案されています。

1 相手のことをよく調べ、相手の身になってみる(ターゲット目線)
2 確実にラブレター手渡す(的確な情報伝達手段の選択)
3 他の楽しいことに目がいかないような感動的なラブレター(心を動かす表現)
4 相手の友だちにも気に入られるようなケア(評判、口コミの力)

デザイン作成において1と3が重要です。4もデザインに反映したほうがよいケースがあります。
3はポスティング手段が有効です。ポスティングはプッシュ型の告知手段です。

この「明日の広告」という本は10年以上前に執筆されたものです。そのため目新しい内容はありません。
しかし現在のYouTubeの役割や台頭を予言していたり、今では定番となっている広告手法について提案していたりして古さを感じさせません。まさしく「明日の広告」というタイトル通りです。
古本屋さんなどで見かけたらぜひ手にとってみてください。

前回のブログ記事で「ターゲット」はできるだけ絞りこんだほうが良いと書きました。

広告はラブレターです。「貴方たち」より「貴方」のほうが当然訴えかける力が強くなります。
なぜなら絞り込みことで相手のことを設定しやすくなり、調べやすく相手の身になって考えやすくなるからです。

例えばターゲット設定を「20代の女性」ではなく、もっと絞り込んでください。


20代の女性でも、学生さんもいれば、社会人もいる、未婚のかたもいれば既婚者もいる。お子さんがいらっしゃるかたもいる。専業主婦もいれば、共稼ぎの家庭もある。育児休暇中かもしれない。

このように様々なケースが考えられます。

ご商売において幅広い層をターゲットにしたいというお気持ちは承知しているのですが、広告においてはその気持ちをぐっと抑え絞り込んでください。

そして趣味・嗜好なども加えた具体的な人物像(ペルソナ)まで設定できるとより良いです。

「20代前半の未婚女性。社会人になって4年目、仕事にも慣れ始め時間に余裕もでき週に2日はジム通い。週末の休日は趣味の・・・・」

このように細かく設定することにより、そのターゲットに合ったデザインテイストや方向性、写真の選択、キャッチコピーなどが自ずと明確になってくるはずです。

次回は「目的」とデザインの関連性、広告手段の選択についてです。